リンガハウススタッフ
大学合格体験記
東京外国語大学 言語文化学部 英語専攻
志望を決めるに至ったきっかけ
母が大学で英語を専攻していたこともあり、英語に慣れ親しんで育ちました。中学校から本格的に英語を勉強し始めると、日本語以外の言語で何かを表現したり、コミュニケーションを取ったりすることに魅力を感じるようになりました。そのため、英語をさらに極めたいと思い、東京外国語大学の英語専攻を志望しました。
言語文化学部を志望した理由は、言語や文化など地域によって異なるもの、それでいて大多数の人に共有されているものに興味があり、これらの多様性について学びたいと思ったからです。
勉強方法
高校 2 年生の 3 月から塾に通い始めましたが、部活動の演奏会が 5 月に、文化祭が 7月にあったため、受験勉強を本格的に始めたのは夏頃でした。「塵も積もれば山となる」を意識し、1 日の流れをルーティーンにすることで義務的に机に向かえるように工夫していました。具体的には、英語の長文問題 1 問以上・日本史の問題集 1 ページ・理科基礎の問題集 1 ページ・数学のセンター試験の過去問 1年分などを、放課後に塾で毎日取り組んでいました。
<センター試験対策>
- 英語:東京外国語大学を受験する学生は、英語に自信がある人が多いため、精度を高めて短時間で満点を狙えるよう、集中して過去問を解くよう意識していました。
- その他の教科:数学には苦手意識があったため、何度も何度も過去問を解くことでセンター試験の出題形式に慣れるようにしました。日本史は塾の講座を受講しながら、苦手だった明治以降を徹底的に復習しました。また、毎日一問一答の問題集を解いていましたが、その際にはただ眺めるだけではなく、必ず書いて漢字まで正確に覚えるようにしていました。
<二次試験対策>
- 英語:東京外国語大学の二次試験では長い英作文の問題が出題されます。秋ごろから「1 週間に 1 問過去問を解く」と決めて、学校の先生に作文の添削をお願いしていました。知識を持った人に添削してもらうことで、文法の正確性だけでなく、内容の質も高めることができました。
- 日本史:論述問題については英語同様、学校の日本史の先生に添削をお願いしていました。内容の正確性だけでなく、きちんと内容が伝わるように書けているかという点にも気をつけていました。また、細かい知識について問われる問題にも対応できるよう、時間があれば教科書や資料集を眺めて家系図や地図などを視覚的に覚えるよう心がけていました。
使用した英語教材
- 英語アプリ mikan
- 『やっておきたい英語長文 500/700』河合塾
情報収集の方法
塾の大学紹介コーナーでパンフレットをみていました。また、私が志望していた大学に進学した同じ高校の先輩に対策方法を聞いていました。
モチベーション維持の方法
塾やクラスの友人と模試の点数を競ったり、問題集を解くスピードを競ったりすることでモチベーションを維持していました。友人たちがいなければ東京外国語大学に合格することはできていなかったと感じるほど、大きな存在でした。お昼を一緒に食べたり、休み時間には思いっきり話をしたりと、受験を意識しすぎない雰囲気があったことが、適度なガス抜きに繋がったと思います。
受験当日について(メンタル・持ち物等)
ずっと使っていた日本史のノートと教科書、英語の長文問題集を持っていきました。会場に向かう電車の中でも単語アプリを見たり、英語の音声を聞いて耳を慣らしたりしていました。
東京外国語大学に進学して良かったと思うこと
様々な考えを持った人と出会えることです。入学したころは、英語以外の言語にはあまり興味がなかったのですが、東京外国語大学で友人と出会い、様々な言語に興味を持つようになりました。また、多様性を大切にしている空気感や、勉強することが当たり前の場所という雰囲気もわたし自身にとても合っていると感じます。実は他の大学が第一志望だったのですが、今は毎日刺激を受けながら学べる東京外国語大学に進学して本当に良かったと思っています。
後輩へのアドバイス
途方もない目標に思えても、コツコツやれば必ず報われます。私は模試の成績がなかなか上がらず、友人と比べてはしんどい思いを抱えることもありましたが、秋以降急激に成績が伸びて合格することができました。今は辛くても、少しずつでも毎日取り組むことで合格に近づくと思います。どうか後悔のないよう頑張ってください!