カタカナ語は、時に英語の理解を助けてくれますが、中には、実際に英語として使えない表現もあります。
今週は、特に学生の皆さんに気を付けてほしいカタカナ英語を紹介します。
「高校生活」という意味で、「ハイスクールライフ」を使うこと、よくありますよね。
しかし、‘high school life’ という表現は、英語には無いそうです。
だから、もし英語ネイティブがこの語を耳にしたら、普通の「高校生活」ではなく、何か特別なことを想像してしまうと言います。
例えば、
‘I went traveling many times during my high school life.’
と言ってしまうと、
「高校時代は、(僕は今と全然違う人間で、今では全く考えられないような人生を歩んでいて、)たくさん旅に行ったんだ。」
と、カッコの中のような意味が暗示されて、英語ネイティブには理解されてしまいます。
それでは、普通に「高校生活」と言いたい時はどうすればよいかというと…
‘one’s time at high school’ を使いましょう。
これならば、特別な意味が付加されることはありません。