今週も、日本語母語話者には使い分けが難しい語の違いを学びましょう。
まずは、以下の2つの例文を、オレンジ色の部分に注目して見てみて下さい。
①After Japan lost World War II, Japanese society was affected by America in many fields.
(日本が第二次世界大戦で負けた後、日本社会は多くの領域[分野]においてアメリカの影響を受けた。)
②Since Japan lost World War II, Japanese society has been affected by America in many fields.
(日本が第二次世界大戦で負けて以来、日本社会は多くの領域[分野]においてアメリカの影響を受けている。)
‘after’ と ‘since’ 、どちらも似たような場面で使いたくなる単語ですが、語の使い方の違いと、日本語訳の違いはわかりましたか?
‘after’ は 単純過去形と、‘since’ は、完了形と一緒に使います。
‘has been’ で「継続」の意味を表したい場合には、 ‘after’ を使うことはできません。
意味は、それぞれ ‘after’ が「~の後」、 ‘since’ が「~以来[以後]」です。
また、 ‘ever’ を付けて ‘ever since’ と言うと、「~以来ずっと」となり、「現在に至るまで長く続いている・残っている」ことを強調できます。