リンガハウススタッフ
大学合格体験記
東京外国語大学 国際社会学部 ドイツ語専攻
志望を決めるに至ったきっかけ
小学校4年生から中学校3年生まで英文法の塾に通っており英語が得意で、漠然と世界を股に掛けた仕事をしたいという思いがあったため、東京外国語大学を志望しました。
ドイツ語を選んだ理由は、高校2年生の地理の授業で様々な国のデータや特徴を比較した際に、日本とドイツには似ている部分がある一方で、全く異なる部分もあることを知り、とても興味深く感じたからです。
勉強方法
本格的に受験勉強をし始めたのは、新型コロナウイルス感染拡大による休校措置が取られた高校2年生の3月からです。量を多くこなしたいと思い、「1日10時間勉強する」というノルマを設定して、学校から送られてきた教材をメインに学習に取り組みました。
<共通テスト対策>
模試や演習で間違えたところをまとめたノートを作成し、電車で復習をしたり、古文の単語や漢文の句形に関する参考書をコピーしてお風呂で勉強したりするなど、スキマ時間を活用するようにしていました。
<二次試験対策>
英作文の対策では、まず英作文を書くことに慣れるため、時間は計らずに答案を作成した後、赤本の回答と照らし合わせて自己採点をするようにしていました。世界史については、東京外国語大学の入試で出題頻度の高い近現代の部分を重点的に復習していました。教科書で使われている言い回しを論述問題に活かせるよう、教科書を読み込み、過去問演習後は学校の先生に添削をお願いしていました。
使った英語教材
- キムタツの東大英語リスニング
初級・中級の2冊を使用し、高校3年生の夏休みから毎日1セクションずつ取り組むようにしました。書籍に記載されている進め方に従って問題を解いた後に、ディクテーションも行っていました。 - システム英単語
- BBC Learning English
自然な英語に慣れる練習として活用していました。
情報収集の方法
志望先の大学のHPを定期的に確認することが大切だと思います。
モチベーション維持の方法
大学に入学した自分の姿を想像したり、大学のパンフレットを見て東京外国語大学に入学したい気持ちを再確認したりしていました。また、毎日決まった時間に勉強することが大切だと思い、大みそかと元日以外は学校の自習室に通い、無理やり学習する環境をつくるようにしていました。
受験当日について(メンタル・持ち物等)
共通テストでは全く緊張せず、模試と同じような感覚で受験することができました。その一方で、二次試験では頭が真っ白になってしまうほど緊張しました。過去問を解くのと同じように平常心で取り組む、と心の中で自分に言い聞かせました。
試験の際は、輪ゴムを持っていきました。大学の机は傾いていることが多く、鉛筆を輪ゴムで束ねると滑り止めになるのでおすすめです。
後輩へのアドバイス
東京外国語大学が第一志望で私立大学を併願する場合、試験科目をよく調べてから受験を決めることをおすすめします。東京外国語大学の二次試験は英語の配点が高く、試験科目も英語と歴史の2科目と限られているため、これらの科目を重点的に勉強するための時間を確保することが大切だと思います。
また、実用英語技能検定やIELTSなどの検定試験をなるべく早く受験しておくと良いと思います。これらの試験の取得級やスコアに応じて、英語の点数が加算される大学もあるからです。東京外国語大学に合格している人の多くは、高校生の間に実用英語技能検定準1級に合格しているので、英語の学習を進めるにあたっての一つの目安にもなるかと思います。
最後に、私は英作文や世界史の論述問題の添削を学校の先生にお願いしていたので、早い段階から先生と良好な関係を築いておくこともおすすめします。