リンガハウススタッフ 大学合格体験記 ⑨ 齋藤さん

リンガハウススタッフ
大学合格体験記

 

Vol.09 齋藤さん

東京外国語大学 国際社会学部 アラビア語専攻(推薦入試)

 

志望・受験を決めるに至ったきっかけ

<志望先について>

高校2年生のときに、イランにルーツを持つ留学生のホームステイを受け入れたことが、アラビア語専攻を目指すことに決めた大きなきっかけです。それまでは、中東地域に対して「戦争」「テロ」といった怖いイメージしか持っていませんでしたが、その留学生の方はとても良い方で、中東地域に対する印象が大きく変わりました。また、「高校生外交官プログラム」に参加し日米交流を経験していたため、アメリカと中東地域の関係にも興味を持つようになりました。中東地域について、またアメリカと中東地域の関係について、現地の言葉で学びたいと思い、この大学・専攻を志望していました。

<推薦入試について>

東京外国語大学に推薦入試があることを知ったのは高校1年生のときで、その頃からこの大学への憧れを抱いていました。高校2年生の夏〜秋ごろに推薦入試を受けるための条件(活動報告書に記載する課外活動への参加、英検準1級取得)が揃ったため、推薦入試で東京外国語大学を受験することを決心しました。

勉強方法(推薦入試 / 英検準1級)

<推薦入試>

推薦入試は、書類審査(志望理由書、活動報告書)と小論文、面接で合否が決まります。小論文は、指定された日本語の書籍について日本語で自分の意見を書くものです。8月ごろからその課題図書を読んで小論文の準備を始め、11月末に試験を受け、12月に合格発表という流れでした。高校の先生に面接練習や小論文の添削をお願いし、また自宅で課題図書の精読や両親と面接練習をして対策していました。推薦入試に合格しなかったときのために、共通テストや二次試験の勉強もする必要がありましたが、推薦入試の直前は6:4の割合で推薦入試の対策を優先させていました。

<英検準1級>

推薦入試には英検準1級を取得している必要があったため、高校2年生の秋に受験し取得しました。英検準1級の対策では、単語を覚えることを重視していました。準1級は2級から一気に難易度が上がると感じていたのですが、その主な要因が知らない単語が多いことでした。そのため、旺文社の教材を使いながら、ひたすら単語を覚えるよう意識しました。二次試験のスピーキング対策としては、週1回の英会話塾や地元の国際交流協会での交流会で鍛えることが多かったです。

情報収集の方法

東京外国語大学の推薦入試はあまりメジャーではないため、情報収集には苦労しました。主に高校の先生を頼ったり、東京外国語大学の学生が発信しているYouTube動画から情報を集めたりしていました。

モチベーション維持の方法

推薦入試の勉強は難しく、合格するかどうか不安になったり、一般入試の対策に時間があまり割けないことに焦ったりしていましたが、不安だから不安を解消するために勉強する、といったサイクルで勉強していました。モチベーションは、東京外国語大学のパンフレットを眺めて維持しました。また、双子の兄弟がおり同じく受験生だったため、頑張っている仲間がすぐ近くにいたこともモチベーションの維持に繋がりました。

受験当日について(メンタル・持ち物等)

小論文については、「今までこんなにやってきたんだ」という自信が持てるよう、それまでに作成した原稿を持っていきました。面接については、事前に提出していた志望理由書のコピーや、面接で話したいことについての資料を持参しました。

後輩へのアドバイス

この大学に入学してから、専攻地域の大使と直接お会いする機会が与えられるなど、その地域と濃密に関わることができ、実践的で規模の大きい学びが得られる大学だと感じています。このような環境で学びを深めたい方には、最適の大学だと思っています。

 

リンガハウスYouTubeチャンネルへ スタッフ大学合格・留学体験記