大学合格体験記
東京外国語大学
国際社会学部 朝鮮語専攻
志望を決めるに至ったきっかけ
高校1年生の時に聴き始めたNHK語学ラジオのハングル講座の講師が東京外国語大学の朝鮮語の教授だった、ということが外大の朝鮮語専攻を目指すことになった一番のきっかけです。高校受験が終わった直後にコロナ禍が始まってしまい、学校も4か月くらい休校になってしまったため、することがありませんでした。そこで、何か新しいことを始めようと思い、興味を持ち始めていたK-POPの影響から韓国語を勉強することにしました。
当時、大学進学のことについてはほとんど考えていませんでした。しかし、外大に朝鮮語専攻があるということをこのラジオで知り、漠然と「ここに通えたらいいな」と思うようになりました。
勉強方法と使用した教材
私は高校2年生の春に病気になってしまい、高校に通い続けることができなくなってしまいました。高校2年生の冬に高卒認定試験に合格したのをきっかけに高校を自主退学し、それから学校なし塾なしという一風変わった私の受験生活が始まりました。
とにかく自分の身の回りにあるもので勉強に活用できそうなものは全て取り入れました。
具体的には、以下の5つです。
- 高校の教科書一式
- YouTube
- NHK for School
- 語学ラジオ
- スタディサプリ
高校の教科書は全ての大学受験生が使っているものであり、文部科学省による検定済教科書なので最も信頼できる教材です。教科書を使用せずに大学受験に臨むのは無茶です。わからない問題に出会うたびに、教科書を読み返しました。
YouTubeは、主に世界史のために使いました。高校世界史の教科書の全ての範囲を解説してくださっているYouTuberの方の動画を何度も繰り返し見ました。高校をやめた時点で世界史の知識はほぼゼロに等しかったのですが、その動画を見て勉強したら、安定して9割くらいは得点できるようになりました。自分が講義をするようなつもりで身の回りにいる人に歴史の流れを説明すれば、知識の定着度が劇的に上がり、論述対策にもなります。
NHK for Schoolもインターネット上で見ることができたので、活用しました。化学基礎と物理基礎を共通テストの科目に選んでいたので、この2教科の勉強で使用しました。
最後に、外大受験には一番肝心な科目である、英語の勉強法についてです。外大の2次試験対策としては、NHK語学ラジオの”ニュースで学ぶ「現代英語」”を活用しました。一度目に何のヒントも無しに、その日の放送で流れるニュースをメモを取りながら聞き、二度目に解説を聞きながらメモに情報を付けたしていきました。放送が終わったらタイマーを設定して、10〜15分以内に200字で要約を書く、という訓練を2次試験の4ヶ月前くらいに始めました。毎日のようにこの訓練をやっていれば、2ヶ月後くらいにはライティングのスピードがとんでもなく早くなっていると思います。この訓練は大問6のために編み出して実践していました。
他のリスニング問題の対策としては、BBC 6 minute Englishを聴くのもおすすめです。
最後に
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
私のように高卒認定から大学進学を目指している方に届いてほしいという思いで書いていたら、非常に長い文章になってしまいました。
孤独な戦いで精神的にも体力的にも辛いと思います。私も、「もうこれ以上はできない、無理だ」と何度も諦めようとしましたが、心の奥底には「絶対にできる、今までこれだけやってきたのに諦めてたまるか」と思っている自分がいました。自分のために自分のことを信じきってください。
毎日体を動かすことは忘れずに、適度に頑張ってください!