英語スピーキング検定試験対策講座
近年、英語の4技能、特にスピーキング力の強化が重視されています。大学入試においても、外部試験を利用する大学や、英語の試験にスピーキングを取り入れる大学が増えてきています。
「英語スピーキング検定試験対策講座」では、東京外国語大学等での入試で採用されている、「BCT-S(British Council-TUFS Speaking test for Japanese Universities)」というスピーキングテスト対策を基盤とした指導法で、さまざまな英語スピーキング試験の対策を行います。
BCT-Sとは…?
BCT-S(British Council-TUFS Speaking test for Japanese Universities)とは、British Councilが開発した「Aptisテスト」をもとに、日本の高等学校学習指導要領に基づいてBritish Councilと東京外国語大学が共同開発した、大学入試用の英語スピーキングテストです。既に東京外国語大学、東京女子大学の入試で導入されることが公表されています。 その他にも、英語の外部試験を導入した入学試験は増加しており、大学入試における英語スピーキング力の需要は高まっていくと考えられます。
東京外国語大学【2022年(令和4年)度入試】一般選抜前期日程試験における「英語スピーキング試験」の全学部導入について|東京外国語大学 受験生ナビ Hello!TUFSより〈PDF〉
東京女子大学 一般選抜 英語Speaking Test利用型(国際英語専攻で実施)|東京女子大学受験生向けサイト 2022年度一般選抜(英語Speaking Test利用型)より〈PDF〉
BCT-Sのテスト形式
BCT-Sは最初から最後までタブレットを使用して行うテストです。問題文は、制限時間中は常に画面に表示されており、制限時間内にその質問の答えを録音する、という形で進んでいきます。面接官から質問されることはありません。テストの所要時間は約12分です。 BCT-Sは4つの大問から構成されています。Part1から少しずつ難易度が上がり、Part4が最も難しい問題となっています。
質問数 | 回答時間 | 内容 | |
---|---|---|---|
Part1 | 3 | 各30秒 | 受験者についての質問 (例)好きな食べ物、友達について |
Part2 | 3 | 各45秒 | 提示される1枚の写真の描写 写真にまつわる2つの質問 |
Part3 | 3 | 各45秒 | 提示される2枚の写真の描写 写真にまつわる2つの質問 |
Part4 | 3 (2分でまとめて回答) |
2分 (+準備1分) |
写真にまつわる抽象的な質問 (例)過去の経験、○○についてどう思うか |
BCT-Sの評価方法
BCT-Sでは、文法(正しい文法が使えているか)、語彙(さまざまな語彙が使えているか)・発音・流暢さ・整合性(文がまとまっているか)の5つの観点から点数(50点満点)と、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルで評価されます。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とは
CEFR とは、A1, A2, B1, B2, C1, C2のレベルに分けられた英語学習者の英語習熟度指標です。Cに近いほど、数字が大きいほどレベルが高くなり、特にC2はネイティブレベルと言われています。英検に対応させると、以下のようになります。
英検3級→ A1
英検準2級→ A1〜A2
英検2級→ A2〜B1
英検準1級→ B1〜B2
英検1級→ B2〜C1
CEFR のレベルと英語試験との対応は、こちらからもご覧いただけます↓↓↓
各資格・検定試験とCEFRとの対照表(文部科学省、平成30年3月)〈PDF〉
日本独自の指標 CEFR-Jとは
日本ではCEFR-Jという日本独自の英語能力習熟度指標も採用されています。この指標は、CEFRをベースとし、日本人の一般的な英語能力に合わせて、CEFRよりも細かい12段階でレベル分けされます。
CEFR-Jでは、「言葉を使って何ができるか」を文章で明示する “Can-Do descriptor” という記述方法をとり、「理解(聞くこと、読むこと)」「話すこと(やりとり、発表)」「書くこと」という5分類された英語能力について、レベルごとに具体的に何ができる状態なのか(can do)が示されています。
本講座では、CEFR-Jを基準にコース分けをしています。
基準はこちらからご覧いただけます ↓↓↓
CEFR-J CAN-DO テスト:サンプル版(やりとり、評価基準)(Version 1.0)および年月日〈PDF〉
英語スピーキング検定試験対策講座 コース紹介
本講座では、入門、初級、中級、上級、超級の5コースを開講しております。
入門コース CEFR-J:Pre-A1 |
初級コース CEFR-J:A1 |
中級コース CEFR-J:A2 |
上級コース CEFR-J:B1 |
超級コース CEFR-J:B2以上 |
|
---|---|---|---|---|---|
受講時間 回数 |
50分/回・全4回 (週1回目安) |
||||
レベル目安 (現段階) |
英検4級 | 英検3級 | 英検準2級 | 英検2級 TOEIC L&R 550~785 TOEIC S&W 240~310 |
英検準1級以上 TOEIC L&R 785~ TOEIC S&W 310~ |
講師 | 外国人講師 (日本人講師も可) |
外国人講師 | |||
学習コンテンツ |
|
どのコースを受講するべき?こんな指導をしてほしい!などなど、ご質問やご希望等ございましたら、お気軽にご相談ください。外国人講師による、一人ひとりのレベルや目標に合わせた指導を行いますので、さまざまなスピーキングテスト対策にご活用いただけます!
- 受験のためにスピーキングテスト対策をしたい!
- 英語のスピーキング力を伸ばしたい!
- 英語の資格を取りたい!
という方はぜひお申し込みください。
また、本講座はオンライン授業(ZOOM)となります。
全国どこからでも受講できますので、リンガハウスに通うのが難しい方でもお気軽にご利用いただけます。
<参照リンク>
東京外国語大学の入試で実施されている、 スピーキングテスト(BCT-S)を紙上体験してみましょう!〈PDF〉
BCT-S―大学入試用スピーキング・テスト|ブリティッシュ・カウンシル