リンガハウス講師で、シンガポール出身のAishaさんにインタビューを実施しました。
日本に来たきっかけについて教えてください。
日本の言葉や文化に触れることが好きで、シンガポールの高等専門学校ではよく交流事業に参加をしていたのですが、その交流事業を通してできた友人が日本で勉強をするきっかけをくれました。漠然と「いつか日本で勉強することができるかもしれない」と考えていた時、ちょうど東京外国語大学が国際日本学部を開設し、留学生を募集し始めました。募集要項に日本語のレベルに対する制限がなかったため、当時日本語はほとんどできませんでしたが、軽い気持ちで応募をして、現在に至ります。
今は何を勉強していますか。
国際日本学部では日本の様々なことについて勉強をしています。私は日本社会や日本の社会問題に興味を持っていて、特に貧困などで不安定な立場にいる人々が抱える不平等について関心があります。ともに大都市であるシンガポールと東京に潜んでいる問題点について研究をし、両者を比較したいと考えています。
シンガポールでの一番の思い出はなんですか。
シンガポールでは毎年独立記念日にマリーナ・ベイ・サンズでとても大きなイベントが開催され、パレードやミュージカルなど様々なパフォーマンスを見ることができます。12 歳頃に学校の遠足でそのイベントに参加し、初めてテレビ越しではなく生でパレードを見た時のことがとても印象に残っています。シンガポールの夜はとても綺麗で、雰囲気もとても良かったのを今でも覚えています。
シンガポールの人々の価値観について教えてください。
シンガポールでは、日本と同様に個人よりも家族やコミュニティ、社会を重んじる考え方が一般的ですが、日本よりも個人主義が強いように感じます。自分は何をしたいのか、何ができるのか、といったアイデンティティを大切にしている人が多いです。
シンガポールの人々は日本に対してどのようなイメージを持っていますか。
日本の伝統文化や、音楽・アニメ・漫画などの POP カルチャーに興味を持っている人が多いです。日本が好きで旅行先として日本を選ぶ人も多く、サービスの質の高さや食べ物が評価されている印象があります。